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酒井 穣
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 8701位
おすすめ度:
発売日: 2008-07-15
発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
発送可能時期: 在庫あり。
『課長の教科書』ほどではないけど、いい本
この本では、「戦略」を、
「現在地から目的地に行くときのルート」と定義(第1章)して、
(1)現在地の確認・把握(どのように情報収集と分析を行うか/第2章)
(2)目的地の決定(いかにして目標を設定するか/第3章)
(3)最適ルートの探索・選定(戦略立案の方法/第4章)
そして最後に、いかにしてその戦略をうまく実現していくか(第5章)
を解説した本である。
これだけだと、よくある本だと思われるかもしれないが、
本文のなかには、いくつか、なるほど!と思うことが書かれている。
・必要なのは、現状維持を嫌い、大きな危機感をもちながらも
希望を失わない態度
・インタビューをする人に求められるのは、相手に口を滑らせるスキル
・インタビューの際、「自分はよくわかっていない」という暗示を
かけておいたほうが、先入観なしに相手の話を聞くことができる
・沈黙のワナを利用する
・目標が曖昧な改善案ばかりで、どこにも高い目標がない組織は、
「リーダーシップのない組織」
・臆病なトップには、「今、○○になっています。これから△△
するつもりです」と簡素に報告だけするとよい
・(戦略の実行に)反対する人を孤立させる2つの方法 などなど。
なかなか、いい本だと思います。
戦略を「実行する」ための教科書。
本書はトップマネージャー向けの本ではなく、あくまで現場の管理職(実際に人を動かし、プロジェクトを成功に導くことに対して組織内での責任を持つ方)向けの本。
前半では「現在地」と「目的」の間を行く「ルート」が「戦略」だと定義し、それぞれの観点から具体的な情報収集や戦略の立て方が触れられている。
いずれも視点は経営者ではなく、あくまでも管理職である。
後半部分では、「いかに実行していくか」ということに力点を置いて書かれており、実はこの点は既存のいわゆる「戦略書」には書かれていない。これまでの戦略書はあくまでトップマネージャー向けのものが多かったからだと思われる。
そういった意味では、広義では「戦略書」というよりは「戦略管理書/戦略実行書」というカテゴリに分類されるかもしれない。
現場で日々悪戦苦闘する組織内幹部や管理職(私もそうだが)にとっては、読んですぐ活かせる書籍。特にコンサルティング系の業種に向いているように思う。
戦略の実行という現場の観点から書かれた、わかりやすい戦略の教科書
『はじめての課長の教科書』の著者によるとってもわかりやすい戦略の教科書。内容は、著者が言うには、アカデミックなものや情報の分析を主とした従来の戦略本とは違い、戦略の実行という現場の観点から書かれたものであるところが新しいらしい。
たしかにフレームワークを使った情報分析の本なんかは巷にはあふれているが、この本のような、人の性格分析まで含めて、いかに戦略の実行を成功させていくのかという切り口の本は少ないかもしれない。
内容は、
第1章で戦略を定義し、第2章で「現状把握」のための「情報の収集と分析」を説明。第3章は「目標の設定」、第4章は戦略を立案するための「原則」を明らかにし、第5章は「戦略の実行」の説明となっている。
それぞれの章における著者の説明も分かりやすくて優れているが、なによりも、それがすべて第5章の戦略の実行につなげているのがいい。この本の記述方法がまさに問題解決のための戦略の実現になっているように思う。
プロジェクトに多く携わってきた自分にも反省すべき点が多いなと感じる。もっと効果的な実行方法があったことに気付かされた。今後のプロジェクトに生かしたい内容の本だ。
それと、この本は買ったときに著者にサインをもらっていた。
サインには一言添えられている。
「すべての問題の原因は必ず過去にある」
そのとおりだと思う。
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